はじめに
仕事をされているお母さんが産休に入ったら気になること、それはお金です!
産休に入ると、給料の代わりに出産手当金というものが貰えます。ですが、実は出産手当金は振り込まれるまでにとても時間がかかるのです。
今回は、産休(産前休暇と産後休暇)と出産手当金とはなにか、また実際に振り込まれるのがいつになったのかについてお話したいと思います。
産休と出産手当金とはなにか
産休とは
仕事をされている女性が妊娠すると、産前休暇と産後休暇を取得することができます。産前休暇は出産予定日から逆算して6週間前から始まり、実際に出産した日に終わります。産後休暇は出産日から8週間です。産前休暇と産後休暇(+有給消化)を合わせて、産休と呼ぶことが多いです。
なお、産前休暇は取得するかどうか選べるものですが、産後休暇のうち産後6週間までは法律上仕事をすることが禁止されています。産後6週間以降は、本人の希望があり医師が支障がないと判断した業務であればすることができます。
出産手当金とは
仕事をされている女性が産休中の給料の代わりにもらえるお金です。元の給料の、おおよそ3分の2の額がもらえます。このお金は会社から支給されるものではなく、社会保険(企業の健康保険組合等)から支給されるものになります。
出産手当金をもらえるのはいつ?
私の場合
私の場合、出産手当金をもらえたのは出産から3ヶ月ほど経ってからでした。8月末に出産し、11月中旬に支給確定の連絡がきて、11月末に会社から振り込んでもらえました。
出産手当金をもらえるのに時間がかかるのはなんで?
先程、産前休暇は出産予定日から逆算して6週間前から始まり、実際に出産した日に終わるとお話しました。この産前休暇は、出産するまで何日になるのかがわからないです。出産予定日と出産日はずれることが多いので、出産日が前後すると出産休暇は長くなったり短くなったりします。
以下の画像を見ると(例1)よりも(例2)の方が産前休暇が短くなっているのがわかると思います。出産予定日よりも前に出産すると、産前休暇は短くなってしまうのです。
出産手当金の金額は、
「(仕事をしていた時の給料から算出した一日あたりの支給額)×(産前・産後休暇の日数分)」
と計算します。つまり、産前休暇の日数が決まらないと出産手当金の金額が決まらないのです。
実際は、出産してから出産手当金の申請を行うことになります。産後に体調が落ち着いてから郵送等で申請手続きを行い、勤務先と健康保険組合での手続きが完了して支給されるには3ヶ月程度かかってしまうというわけです。とはいえ、もらえるまでにオムツなどの出費が激しかったのでもうちょっと早くもらえるとよいと思うのですが……。
さいごに
子どもが生まれるとお金がかかるのに、出産手当金をもらえるまでにはとても時間がかかりました。産後の体調の中、目減りしていく口座の金額を見ると不安になりました。せめて、いつ頃入るのかを事前に教えてくれるようにしてほしい……!
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