はじめに
私は、1か月半で母乳・ミルクの混合から完全母乳に移行しました。
以前、産院で習ったことや自分の母乳育児記録をまとめましたが、今回は母乳育児で困ったことの対処法とうまくいくコツをお話したいと思います。
※産院で習ったことのまとめや母乳育児記録はこちら(前編・後編)
母乳育児で困ったことの対処法
寝ているときに母乳がにじみ出てくる
産後2週間を過ぎた頃、朝起きると服が濡れていました。寝ている間に母乳が出てしまい、濡れてしまったようでした。
これに気づいてからは、母乳パッドを使用しています。母乳量が安定しない間は、母乳がにじみ出て母乳パッドが結構重くなっていましたが、産後2ヶ月現在は母乳パッドもあまり濡れなくなってきました。母乳パッド卒業も近いかもしれません。
直接授乳中に母乳がこぼれる
新生児期の赤ちゃんは、母乳を飲むのが上手ではありません!飲みながらよくこぼします!
母乳パッドをつけていても、授乳中にこぼされたら服の別の箇所が濡れてしまうのです……(泣
私は、このようにタオルをセットして授乳していました。
赤ちゃんがむせる
新生児期の赤ちゃんは母乳を飲むのが下手だとお伝えしましたが、そのせいでむせることがよくあります。特に圧迫授乳(詳細はこちら)を習い実践するようになってからは、よくむせて娘から怒られていましたw
圧迫授乳するときに、少しずつ絞るようにしたりと工夫はしましたが、結局は成長すれば解消されました!生後2ヶ月現在は、むせることはほとんどありません。
母乳分泌を増やすコツ
次に、母乳分泌を増やすコツをお話します。
こちらでもお話しましたが、母乳が分泌される仕組みは図のようになっています。
なので、母乳分泌を増やすには「一日に8〜12回の授乳または搾乳」を続け、「分泌された母乳はすべて出し切る」ことが重要だとお話しました。
実は、これを踏まえた上で更に母乳分泌を増やすコツがあるのです。
重要なのは、「オキシトシンの分泌」です。オキシトシンが出て母乳が分泌されることを「オキシトシン反射(=射乳反射)」といいます。この「オキシトシン反射」が起こると、反対側の胸からも母乳が分泌されるのです!
搾乳開始後、「ツーン」という感覚がすると「オキシトシン反射」の合図です。そこでもう片方の胸を見ると、「ポタポタ」と母乳が滴っているのです。ここで片方の胸の搾乳に切り替えることで、搾乳量を増やすことができます。私はこれを利用することで、母乳・ミルクの混合の時にもミルクに加え搾乳した母乳を娘に与えることができていました。
搾乳した母乳の管理
母乳・ミルクの混合の時、直接授乳以外にミルクと搾乳した母乳を娘に飲ませていました。この搾乳した母乳の管理について、お話します。
搾乳は、搾乳機に哺乳瓶をセットして行います。なので、搾乳した母乳は哺乳瓶の中に溜まっていきます。私はこの哺乳瓶をそのまま冷蔵庫に入れ、娘に与える際はお湯で湯煎して温めていました。正直、ミルクを作るよりも管理が楽です!
産院で教わった冷凍・冷蔵期間可能期間は以下となります。哺乳瓶に、搾乳した日にちと時間を書いた付箋を貼ると便利ですよ。
【搾乳した母乳の冷蔵・冷凍可能期間】
方法 | 保管可能期間 |
室温(25℃程度) | 6時間以内 |
冷蔵庫 | 5日以内 |
冷凍庫(マイナス20℃) | 6ヶ月以内 |
解凍母乳 室温 | 4時間以内 |
解凍母乳 冷蔵庫 | 24時間以内 |
解凍後室温においた母乳 (口をつけていない母乳) | 冷蔵庫で4時間 |
口をつけた母乳 | 保存できない |
さいごに
今回は母乳育児のコツをお話してきましたが、一番困ったことは服が濡れてしまうことでした。母乳で濡れた服って、すごく気持ち悪いんです……。かといって、娘の服で洗濯物が増えてるのに毎回着替えるのも大変で……(泣
最初からこれを知っていれば楽だったなと思ったのでこのような記事を書きました。
皆さんの母乳育児が少しでも楽になりますように!
※注意!
本記事は、私の経験と産院で習った内容を書いております。
私は助産師等の資格を有している人間ではありませんので、あくまでも参考としてお読みください。
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