出産体験談【初産・無痛分娩】

はじめに

 私は、令和4年に娘を出産しました。
 初めての出産であり、色々と手探りな部分も多かったですが、お陰様で安産となりました。

 今回は、私の出産時の様子についてお話したいと思います。

概要

 産院:個人産院

 分娩方法:経膣分娩 普通分娩を予定していたが、急遽無痛分娩

 分娩所要時間:15時間56分(朝6時ごろ〜夜10時ごろ)

陣痛の始まり

 予定日が近づくに連れ、前駆陣痛のような痛みが出るようになっていました。一応、陣痛間隔を測ってみるものの、30分、一時間と安定せず。まだ痛いのかもう痛くないのかわからなくなり、陣痛間隔をどう測ればよいのかわかりませんでした。こんな状態が2週間ぐらい続いていました。

 39週3日目の早朝陣痛が規則的になってきているような気がしました。陣痛間隔を測る時、どの感覚で測ればいいのかこの時初めてわかりました。産院に電話しようかどうか迷っていると、おしるしがきました!そこから、突然陣痛が10分間隔に。

 すぐに産院に電話したところ、一度来てくださいとのこと。登録していた陣痛タクシーで旦那とともに産院に向かいました。

進まないお産

 産院に向かい診察を受けましたが、子宮口は全然開いていませんでした。NSTでもまだ陣痛が弱かったようでした。初産だったこともあり
「まだまだですね」
といった様子。
「もっと陣痛が強くなったら来てください」
と言われ、家に帰されてしまいました。でも今思えば、この時はまだまだ我慢できるレベルの痛みでした……。

 一時帰宅し陣痛間隔を測り続けましたが、ずっと10分間隔のままどのくらいになったら産院に行けばいいのかわからず、ずっと不安な気持ちでいっぱいでした。
 15時頃再度産院に行き診察を受けましたが、子宮口はほとんど開いておらず!再度、帰宅となりましたw

突然、進み始めたお産

 帰宅後は、再びずっと陣痛間隔を測ります。正直、どんな痛みになったら産院に行けばいいのかもわかりませんし、痛みが強くなってるのかどうかもよくわからなくなってきていました……。

 19時頃、突然「ドバッ」というような感覚がしました。
 朝におしるしが来てからナプキンをあてていましたが、トイレで確認すると再びおしるしのような出血がありました。二度目のおしるしってあるんだろうか、と思っていたら、突然陣痛の痛みが強くなってきました痛すぎて本当に何も考えられない状態です。
 旦那が心配して、産院に電話してくれました。診察券番号と症状を伝えたところ、
「来てください!」
とのこと。本日三度目の産院へタクシーで向かいました。

スピード出産

 タクシーに乗るのも一苦労でしたが、産院に着くともうほぼ動けなくなっていました。するとそれを見た産院の方が車椅子を持ってきてくれ、なんとか診察とNSTを受けました。子宮口は開いてきており破水もしているとのことで、入院決定です。
 この時、20時頃でした。痛みが酷くて
「あとどれくらいかかりますか?」
と聞くと
「今日産まれればいい方かな」
と言われ、絶望しましたw

 入院着に着替え、子宮口が全開になるまで待機することになりました。しかし着替え終わってすぐに「いきみたい」ような感覚が来て、急いで助産師さんを呼びました。事前にたくさんの出産経験を読み、これが出産が近い感覚ではないかと思ったからです。この予感は正しかったです。

「さっきはまだだったけど、念のために子宮口測ってみるね」
と測ってもらうともうほぼ全開とのこと!
 さっき「今日産まれるかわからない」と言われたのはなんだったのか、いやこの痛みが早く終わるならありがたいなと思いながら、私は痛みでぼーっとしていました。すると院長先生が
「今から無痛分娩もできるけどどうする?」
と聞いてくださいました。以前旦那に「無痛分娩でもいいよ」と言われれていたのを思い出し、私は
「お願いします!」
と言いました。

いよいよ出産

 分娩室に移動し、急遽無痛分娩の準備が始まりました。麻酔を入れると、痛みがだいぶ緩和されて考える余裕が出てきました。無痛分娩とはいえ、痛みがまったくなくなったわけではありませんでした
 陣痛の波が来たタイミングで「いきんで!」と指示がきます。麻酔が入って冷静さが戻ってきていたので、助産師さんの指示の通りにできました。

 何度いきんだか分からなくなってきた頃、
「次、切開(会陰切開)したら赤ちゃん出ると思うから、頑張って!」
とのこと。そして
「いきんで!」
と言われ、いきんだら「ズルっ」という感覚がしました。
「生まれたよ!」
と言われ、その後
「ふにゃあふにゃあ」
という声が聞こえました。

 生まれたばかりの赤ちゃんは「おぎゃあおぎゃあ」ではなくもっとか細い「ふにゃあふにゃあ」と泣くんだと、初めて知りました。

お産の経過まとめ

時間陣痛感覚経過
早朝15〜30分間隔
7時頃10分間隔おしるしの後、10分間隔に
9時頃10分間隔一度目の産院→帰宅
12〜15時頃10分間隔自宅待機
16時頃15〜20分間隔二度目の産院→帰宅
19時頃2〜3分間隔二度目のおしるし
(ここで破水していた?)
20時頃1〜3分間隔三度目の産院
そのまま分娩へ
21時54分娘、誕生

無痛分娩について思うこと

 何も考えずに普通分娩を予定していましたが、お産を舐めていました……。
 お産は、とても痛いです!(当たり前w)
 私は、無痛分娩にしてよかったと思います。痛みが緩和され、冷静に出産に臨むことができたからです。旦那が「いいよ」と言ってくれれば、二人目の時も無痛分娩にしたいです。

 ただ、通常の無痛分娩はもっと早くから麻酔を入れるそうです。無痛分娩にはお産が長引く傾向にある等のリスクもあるそうなので、検討される際はきちんと産院で説明を受けることをおすすめします。私の場合は子宮口が全開になってから麻酔を入れたので、お産が長引かなかったのだろうと言われました。また、急遽無痛分娩に切り替えられるかどうかも産院によって違うので、事前に確認しておくことをおすすめします!

▽無痛分娩って本当に痛くないの?気になるメリットを体験談と一緒に徹底解説!

さいごに

 一番不安だったのは、いつ陣痛がくるのかわからない時10分間隔になってからいつ産院へ行けばいいのかわからない時でした。産院へ行って自宅待機と言われた時
「どうなったら再度来ればいいですか?」
と聞きましたが、
「もっと痛みが強くなってからかな……」
みたいなふわっとした回答しか貰えず、「えっ!?」と思いましたw
 今考えれば、痛みにも分娩時間にも個人差もあるからなんとも言えないんですよね。自分で子宮口がどのくらい開いているのかわかればいいのにって何度も思いました。

 私は、最終的に三回も産院へ行きましたが、産院の方は嫌な顔せず迎えてくださいました。申し訳ないとは思っても、気にせず産院に相談して何度でも産院へ行くほうがよいと思います。
 私は「今日産まれればいい方かな」と助産師さんに言われましたが、その2時間弱後には出産していました。出産は何がどうなるかは誰にもわかりません!これから出産される方は、違和感や不安があったら産院に相談してみましょう!

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